呉茱萸（ごしゅゆ）
Evodiae Fructus
[基原]ミカン科（Rutaceae）ゴシュユEvodia rutaecarpa BenthamまたはホンゴシュユE. officinalis Dodeの果実を軽く湯通しして乾燥したもの。未熟果実ではSynephrineの含量が高くなる。
[出典]神農本草経 中品
[別名]呉萸（ごゆ）、淡呉萸（たんごゆ）
[成分]精油：Evodene, cis-Ocimene, trans-Ocimeneなど、インドールアルカロイド：Evodiamine, Rutaecarpine, Dehydroevodiamine, N,N-Dimethyl-5-methoxy-tryptamineなど、イソキノロンアルカロイド：Evocarpine, Dihydroevocarpine、キノリンアルカロイド：Skimmiamine、フェネチルアミン誘導体：Synephrine、ベンジルイソキノリンアルカロイド：Higenamine、変形トリテルペノイド（苦味成分）：Limonin, Rutaevin, Evodolなど、その他：cyclic GMP。
[効能]健胃、鎮痛、利尿
[用法]胃内停水、頭痛、歯痛、嘔吐、脚気、口内炎など
[性味]辛、温
[処方]温経湯、
呉茱萸湯、
当帰四逆加呉茱萸生姜湯など
[産地]中国、日本
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