威霊仙（いれいせん）
Clematidis Radix､Clematidis root
[基原]キンポウゲ科(Ranunculaceae）のシナボタンヅル（サキシマボタンヅル）Clematis chinensis Osbeck、C. manshurica Rupreckt又はC. hexapetata Pallasの根及びを乾燥したもの（以上日本薬局方正品）。日本自生のセンニンソウ、あるいは園芸用に栽培する中国原産のテッセンC. florida Thunb.の根は和威霊仙とする。
[出典]開宝本草
[別名]能消（のうしょう）、霊仙（れいせん）
[成分]オレアナン系サポニン：Clematichimenoside A, B, Cなど、イソプレノイド：Anemonin, Protoanemoninなど、フラボノイド：Nobiretin, Naringenin, Daidzeinなど、インドール誘導体：Methyl-7-methoxy-3-indolecarbonateなど、リグナン：Clemaphenol A, Isolariciresinolなど、その他：糖、フェノール類Clemahexapetoside Aなど。
[効能]鎮痛軟化、鎮痛、抗菌
[用法]四肢の関節痛、しびれなどを伴う関節リュウマチ、痛風、筋肉痛、腰痛
[性味]辛・鹹、温
[処方]疎経活血湯など
[産地]中国、韓国、日本
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