酸棗仁（さんそうにん）
Zizyphi Semen
[基原]クロウメモドキ科（Rhamnaceae）サネブトナツメZizyphus jujuba Miller var. spinosa (Bunge) Hu ex H. F. Chouの果実の核の中にある種子を乾燥したもの
[出典]神農本草経 上品
[別名]棘（きょく）、棗（そう）、山棗（さんそう）
[成分]サポニン：Jujuuboside A, B, C, Protojujuboside A, Bなど、フラボノイド-C-配糖体：Spinosin, 6"-Feruloylspinosin, Vicenin 2など、アポルフィンアルカロイド：Magnoflorine、脂肪酸：Palmitic acid, Stearic acid, Oleic acid, Linolenic acidなど、ステロイド：β-Sitosterolなど。
[効能]神経・精神の強壮、鎮静、催眠、健胃
[用法]神経性不眠症、寝汗、神経衰弱
[性味]酸、平
[処方]加味温胆湯、加味帰脾湯、酸棗仁湯
[産地]中国、ビルマ、タイ
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