蘇木（そぼく）
Sappan Lignum
[基原]マメ科（Leguminosae）スオウCaesalpinia sappan Linneの木部（芯材）を乾燥したもの（日本薬局方正品）。南米産の同属種C. echinata Lamarckの心材はブラジルの木と称される。
[出典]新修本草
[別名]蘇方木（すおうぼく）《新修本草》、蘇枋（そほう）
[成分]ホモイソフラボノイド：Brasilin（酸化されて色素のBrazileinになる）, Sappanol, Sappanone A, B, Protosappanin A～Eなど、フラボノイド（カルコン）：Sappanchalcone, Buteinなど、フラボノイド（フラボノール）：Quercetin, Rhamnetinなど。
[効能]止血、収斂、健胃、緩下、高脂血症改善作用、駆?血
[用法]打撲捻挫による内出血の腫張疼痛、産後の止血、婦人の諸疾患
[性味]甘・鹹、平
[産地]インド、マレー、中国南部
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