■ 白虎加人参湯の処方解説

白虎加人参湯は、口渇・ほてりに使用する代表的漢方薬です。

白虎加人参湯は、気分の熱を抑えて胃火を冷まし津液を生成して喉の渇きを止めます。

白虎加人参湯の臨床応用

日射病、脳炎、流感、肺炎・脳出血、バセドゥ氏病、角膜炎、皮膚炎、じんま疹、湿疹・ストロフルス、胆嚢炎、腎炎、腸チフス、糖尿病、夜尿症

白虎加人参湯（煎じ薬）・・・　K165 （薬局製剤）

 配合生薬  薬量  中医効能  方剤解説
 知母  5.0g  清熱瀉火・滋陰降火  津液を補い虚火を冷まします。
 石膏  15.0g  清熱瀉火  滋潤性のある清熱薬で、肺胃気分の熱を冷まします。
 人参  3.0g  大補元気・補脾益気  元気を大いに補うことで陽と中焦に気を強くします。
 甘草  2.0g  薬性調和  他薬の効能を調和させます
 粳米  8.0g  益胃生津  胃を補い津液を生成します

白虎加人参湯エキス剤・・・「クラシエ」漢方白虎加人参湯エキス顆粒

クラシエ白虎加人参湯90包成人1日の服用量3包（1包1.0g）中
白虎加人参湯エキス粉末M・・・1,300mg
〔チモ2.5g、セッコウ7.5g、カンゾウ1.0g、コウベイ4.0g、ニンジン0.75gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。

効能
のどの渇きとほてりのあるもの

白虎加人参湯の使用上の注意・添付文書はこちらから

　　　　　　　
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