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■ 桂枝加芍薬湯の処方解説
桂枝加芍薬湯は、しぶりばらに使用する代表処方です。
桂枝加芍薬湯は、日頃から冷えを感じ疲れやすい体質の人で、抵抗力を失った時におきる胃腸病に使用します。陰陽バランスを整え渋り腹の胃腸病を改善します。過敏性大腸症候群などによく使用します。
桂枝加芍薬湯の臨床応用
過敏性大腸症候群、腸炎、結核性腹膜炎、虫垂炎、痔核、ヘルニア、胃アトニー、胃下垂、大腸炎、直腸炎
桂枝加芍薬湯（煎じ薬）・・・ K ４６（薬局製剤）
| 配合生薬 | 薬量 | 中医効能 | 方剤解説 |
| 桂皮 | 3．０g | 温中散寒 | 中焦を温め寒を除去します |
| 芍薬 | 6.0g | 補血滋陰・調和営衛 | 血を補い陰を滋養する桂皮との組み合わせで衛気と営気を調和させる。 |
| 大棗 | 3.0g | 調和営衛 | 衛気と営気を調和させます。 芍薬・大棗・甘草の組みあわせで平滑筋や筋肉の緊張をゆるめ緊張を解き滋養作用により補血します。 |
| 生姜 | 1.0g | 調和営衛 | 衛気と営気を調和させます |
| 甘草 | 2.0g | 調和営衛 | 衛気と営気を調和させます。 芍薬・大棗・甘草の組みあわせで平滑筋や筋肉の緊張をゆるめ緊張を解き滋養作用により補血します。 |
桂枝加芍薬湯の臨床応用
過敏性大腸症候群、腸炎、結核性腹膜炎、虫垂炎、痔核、ヘルニア、胃アトニー、胃下垂、大腸炎、直腸炎
桂枝加芍薬湯エキス剤・・・・「クラシエ」漢方桂枝加芍薬湯エキス顆粒
成人1日の服用量3包（1包1.0g）中
桂枝加芍薬湯エキス粉末M・・・1,600mg
〔ケイヒ・タイソウ各2.0g、シャクヤク3.0g、カンゾウ1.0g、ショウキョウ0.5gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。。
効能
腹部膨満感のある次の諸症：しぶり腹、腹痛
桂枝加芍薬湯の使用上の注意・添付文書はこちらから
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