■ 女神散の処方解説

女神散は、江戸時代に戦争ノイローゼに使用された漢方処方です。

女神散は、気血両虚の気滞症状や心火旺の症状に使用します。また、気血両虚の月経不順に使用します。。

女神散の臨床応用

自律神経失調症、更年期障害、産後の神経症

女神散（煎じ薬）・・・　K154 （薬局製剤）

 配合生薬  薬量  中医効能  方剤解説
 当帰  3.0g  補血調経･止痛  血を補い痛みを止めます。
 川?  3.0g  活血行気・?風止痛  気をスムーズに流し血流を良くし温めながら風邪を除き痛みを止めます。
 白朮  3.0g  健脾・燥湿利水  脾を健やかにして湿をさばきます。
 香附子  3.0g  疏肝理気・調経止痛  肝気を巡らせ痛みを改善させます。
 人参  2.0g  大補元気・補脾益気  元気を大いに補うことで陽と中焦に気を強くします。
 桂皮  2.0g  通陽化気・温経止痛  発汗で風寒表邪を除き体内外の気血をよく温め巡らせ痛みを改善します。
 黄?  2.0g  清熱安胎・清熱止血  清熱し出血を止めます。
 檳榔子  2.0g  行気消積  消化作用を利用して気を巡らせながら痰をさばきます。
 黄連  1.5g  清熱瀉火・清熱解毒  寒性を利用し熱性の生薬を調整します。
 木香  1.5g  行気止痛  脾胃の気を巡らせ止痛止瀉します。中焦の気をよく調節させます。
 丁子  0.5g  温中理気・温腎陽  中焦の気を巡らせ、腎を温めます。
 甘草  1.5g  薬性調和  生薬の効能を調和させます
 大黄  0.5g  活血化?  ?血を除去します。
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