苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう）の解説

苓桂朮甘湯の主治は、胃部の水飲内停を伴う脾陽虚です。湿・水飲内停、寒痰の治療には苓桂朮甘湯を基本処方として他薬を加減して使用します。。

起立性失調症・神経循環無力症・自律神経失調症・偏頭痛・耳鳴・眩暈・乗物酔い・低血圧症・慢性胃炎・慢性気管支炎などで、脾虚の寒飲を呈するもの。

配合生薬	薬量	中医効能	方剤解説
桂皮	3.0g	温中散寒・通陽化気	中焦を温め寒を除去します。気を温めて気化作用を改善することで津液の鬱結を除きます。
甘草	2.0g	調和営衛	桂皮との組み合わせで衛気と営気を調和させます。諸薬の調和。
白朮	2.0g	燥湿健脾	脾の運化機能を高め湿をさばきます
茯苓	4.0g	健脾利湿	脾の運化機能を高め湿をさばきます

過敏性大腸症候群、腸炎、結核性腹膜炎、虫垂炎、痔核、ヘルニア、胃アトニー、胃下垂、大腸炎、直腸炎

クラシエ苓桂朮甘湯90包成人1日の服用量3包（1包1.5g）中
苓桂朮甘湯エキス（3／4量）・・・1,200mg
〔ブクリョウ4.5g、ケイヒ3.0g、ビャクジュツ2.25g、カンゾウ1.5gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。

効能
めまい、ふらつきがあり、または動悸があり尿量が減少するものの次の諸症：動悸、息切れ、めまい、頭痛、神経質、ノイローゼ

苓桂朮甘湯の使用上の注意・添付文書はこちらから

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