■ 芍薬甘草湯の処方解説

芍薬甘草湯は、去杖湯とも言われています。

芍薬甘草湯は、筋肉や四肢の痙攣、疼痛に用いられている薬方です。急激におこる筋肉の痙攣を伴う疼痛に使用します。酸甘化陰の治療によってこむら返りを改善します。

芍薬甘草湯の臨床応用

消化管のけいれん性疼痛・胆石症の疼痛発作・尿路結石の疼痛発作・筋筋膜性腰痛・腓腹筋けいれん・坐骨神経痛・肩こり症・ねちがいなどに用いる。

芍薬甘草湯（煎じ薬）・・・　K ９４（薬局製剤）

 配合生薬  薬量  中医効能  方剤解説
 芍薬  4.0g  補血滋陰  血を補い陰を滋養します。
 甘草  4.0g  益脾生津  脾を健やかにし津液を補います。

芍薬甘草湯エキス剤・・・・「クラシエ」漢方芍薬甘草湯エキス顆粒

クラシエ芍薬甘草湯90包成人1日の服用量3包（1包1.5g）中
芍薬甘草湯エキス粉末・・・1,450mg
〔シャクヤク・カンゾウ各3.0gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。

効能
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症：こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛

芍薬甘草湯の使用上の注意・添付文書はこちらから

　　　　　　　
芍薬甘草湯 芍薬甘草湯の通販

▲pagetop